祭事・行事 Festival

酉の市

 応永年間(1394~1428)より日本武尊の命日とされる11月「酉の日」に、尊への神恩感謝の祭が行われるようになりました。

 人々が集まるようになると門前市が開かれるようになり、「とのまち」「とりのまち」と称され、農耕具などが売られるようになります。これが後の「酉の市」の起源と言われています。

 古い時代の酉の市には御祭神の好物とされる鶏が生きたまま奉納され、翌日浅草観音に納められました。氏子は鶏を神様の召し上がる物として、自分たちが食べることを禁忌としました。この風習は昭和20年頃まで続き、現在も一部で継承されています。

 江戸時代中頃までは花畑の酉の市のみ博打が認められ、参詣人は水路や陸路を使って参拝し、たいへんな賑わいでした。その様子はあまりの参詣人で千住大橋が下がる程であったと伝わっています。

 いつの頃からか熊手にお札と稲穂が付いている「かっこめ」が頒布されるようなります。形の由来はいくつかありますが、運を掻き込むように熊手の形をしているとか、社名になぞらえて幸運を鷲掴みにするとして鷲の足が元になっているとも言われます。

こちらのかっこめ開運扇はお札所にございます。

大祓式(夏越の祓)

 大祓式とは6月と12月の晦日に、人が知らず知らずに犯した罪や穢れを除き去ることにより、災厄を避けることを目的として行われる神事です。6月に行う大祓を「夏越の祓」12月に行う大祓を「年越の祓」とも呼びます。

 人形(ひとがた)に名前と年齢を書き、全身を撫で、最後に息を吹きかけることにより心身の罪・穢れを人形にうつします。

 当社では6月の大祓のみ「茅の輪(ちのわ)くぐり」を行います。茅の輪とは日本神話の伝承からくるものです。須佐之男命が親切にしてくれた蘇民将来(そみんしょうらい)に茅の輪を渡し「もしも疫病が流行したら、この茅の輪を腰に付けなさい。」とお伝えになりました。蘇民将来はその教えに従い茅の輪を身につけると疫病から免れたと言われます。この茅の輪が変化したものが夏越の祓でくぐる茅の輪になり、くぐることで無病息災に過ごすことが出来ると考えられています。

奉納獅子舞
足立区指定無形民俗文化財

 毎年7月 海の日の前日に境内において、天下泰平・五穀豊穣・悪疫退散を願う獅子舞「祈祷獅子舞」が行われます。

 江戸時代より続いていると言われ、現在も花畑大鷲神社獅子舞保存会によって、受け継がれています。

 境内に4本の柱を立てた舞庭で、笛の音に合わせて、三頭の獅子が太鼓を打ちながら力強く舞って行きます。岡崎の舞・御幣かがり・綱渡り・橋渡り・花がくし・口掛けの6曲の演目から構成されています。

式年大祭

 当社では12年1度酉年に式年大祭として、神輿の渡御を斎行致します。

 古来は33年に1度行っていました。これが大正10年より酉年毎に12年周期で行われるようになりました。

 当社では12年1度酉年に式年大祭として、神輿の渡御を斎行致します。

 古来は33年に1度行っていました。これが大正10年より酉年毎に12年周期で行われるようになりました。

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